美術館巡りと音楽と

主に東京近辺の美術館、企画展巡りの徒然を。できればそこに添える音楽を。

風景画

佐伯祐三 –自画像としての風景

日本人の画家の企画展も最近は足を運ぶようにしているが、ほとんどの場合めちゃくちゃいい。 青木繁のように早逝した画家も少なくないし、香月泰男のように戦争を経ても生き残り絵を描き続けられた画家もいる。 伝統的な慣習から解き放たれ始め、西洋絵画の…

風景画のはじまり コローから印象派へ

三連休てのは素敵だな、と思っっていた先々週。 オリンピック開催中、コロナ絶賛流行中、灼熱の夏場進行中、そして台風接近中と騒がしいのは夏らしくて良いのか。 私は世相もどこ吹く風にマイペースに過ごしている。 夜は楽しみにしている配信があったものの…

吉田博展 -東京都美術館

桜もすでに満開の上野、平日なのに人多いな、と思ったらすでに春休みの時分である。 修学旅行か何かか、中学生か高校生の子らもちらほら。 それにしても、美術館にいる女の子は可愛く見えるのはまあだいぶ気のせいだろうが、ともあれ絵もさることながらつい…

電線絵画展 -練馬区美術館

企画展の面白いところは、特定のテーマに沿った見方を提示してくれるので、私のような素人にも絵の見方をわかりやすく教えてくれるところだ。 絵はただの風景の私でも写真の代わりでもなく、作家により再構築された世界である。 それは色彩に限らず構図もそ…